ごあいさつ

第29回北海道老人保健大会の企画にあたり、会員の皆様より頂戴したお声を踏まえ、withコロナの観点と安全な大会運営の両立が見込めるまで、オンデマンド方式によるオンライン開催として継続することとしました。大会関係者の皆様には企画・運営にご尽力を賜りまして、まことにありがとうございます。
さて、今大会のテーマは「信頼される老健を地域へ~老健は地域の医療・介護をつなぐ~」となりました。コロナ禍における感染対策はもとより、不安定で厳しさを増す一方の社会情勢の変化や人材確保難に直面しながらも、老健施設が地域から信頼され、安心してサービスをご利用いただけるよう、医療・介護提供体制の見直しや再構築について皆様と一緒に考えていく機会にしたいと思います。
また、講演ついては、テクノロジーの進歩が介護現場にもたらす変革やその発展可能性、介護ロボットの更なる活用に向けた示唆、LIFE創設以降の科学的介護推進の視点から考える多職種連携や地域展開等、昨今のトレンドを盛り込んだプログラム編成となっております。
演題発表においても、前回大会同様、コロナ禍にありながらも日夜創意工夫を続けている道内各地の皆様より多数の取り組みや実践報告が寄せられることと存じます。参加される方と老健施設の利用者にとって、明日への歩みにつながる大会となることを確信しております。
なお、今大会は皆様が気軽にアクセスし、相互研鑽の場として存分にご活用いただけけるよう、参加費を無料といたしました。コロナ禍で交流の機会が減少しておりますが、是非この機に全道各地で奮闘を続ける老健施設のエネルギーを相互に感じていただければ幸いです。
北海道老人保健施設協議会に加入する全会員施設の職員の皆様より、多数のアクセスをお待ちしております。
一般社団法人 北海道老人保健施設協議会 会長 星 野 豊